はじめに:株初心者が最初にぶつかる壁
「株式投資を始めたいけど、最初にどの銘柄を買えばいいかわからない」
「いきなり損するのが怖くて、一歩が踏み出せない」
株を始めたばかりの多くの人が、こんな不安を抱えています。
かくいう私も、初めて証券口座を開いたときは、何を基準に銘柄を選べばいいのか全くわかりませんでした。
でも大丈夫です。
この記事では、「株初心者が最初に買うべき銘柄の選び方」と、「実際におすすめの銘柄10選」を、わかりやすく丁寧に解説していきます。
結論:最初は「安定感+将来性+わかりやすさ」で選ぼう
いきなりですが、結論からお伝えします。
株初心者が最初に買うべき銘柄の条件は、以下の3つです。
- 安定した業績と財務基盤がある(つぶれにくい企業)
- 配当や株主優待など、リターンがわかりやすい
- 自分が知っている・使ったことのあるサービスの企業
初心者のうちは、成長株やテーマ株を狙うよりも、「安心して保有できる銘柄」を選ぶのが鉄則です。
理由はシンプルで、値動きに一喜一憂してしまい、損切りや狼狽売りにつながりやすいからです。
株選びに失敗する初心者のよくある3パターン
投資で損をする初心者の多くが、以下のようなパターンに陥りがちです。
パターン①:SNSやYouTubeの「煽り」に乗って買う
人気急騰銘柄に飛びついて、高値掴み&下落でパニック売り…
パターン②:1銘柄に資金を集中しすぎる
たとえ優良銘柄でも、たった1社にすべてを預けるのは危険
パターン③:配当や優待だけを見て選んでしまう
実は業績ボロボロで減配の可能性も…というケースも多いです
安心して買える!初心者向けの銘柄選び5つの基準
では、どうすれば後悔しない銘柄選びができるのでしょうか?
初心者でも取り入れやすい「銘柄選定の5つの基準」を紹介します。
① 財務が安定している企業を選ぶ
自己資本比率が高く、借金が少ない企業はつぶれにくいです。
目安:自己資本比率50%以上、営業利益率10%以上
② 配当利回りが3〜5%の高すぎない銘柄
配当が高すぎる(6%以上)銘柄は、減配リスクをはらんでいます。
安定的に配当を出している実績を重視しましょう。
③ 業績が右肩上がり、または安定している
売上・利益がここ3年で継続して黒字の企業が望ましいです。
④ 自分が知っている・使っている商品・サービスの会社
例:ユニクロ(ファーストリテイリング)、KDDI(au)、イオン、オリックスなど
⑤ できれば東証プライム上場銘柄から選ぶ
流動性が高く、IR情報も整っていて初心者には安心です。
株初心者におすすめの銘柄10選(2025年版)
ここからは、上記の「選び方の基準」を満たす初心者向けのおすすめ銘柄10社を紹介していきます。
いずれも、2025年6月末時点の情報をもとに選定しています【※2025年7月1日時点株価/利回り等】。
1. 日本電信電話(NTT)【9432】
- 株価:約153円
- 年間配当:5.3円
- 配当利回り:約3.46%
- ポイント:通信インフラ最大手。株主還元に積極的で、長期保有に最適。
2. KDDI【9433】
- 株価:約2,450円
- 年間配当:80円
- 配当利回り:約3.27%
- ポイント:auブランドでおなじみの通信会社。10年以上減配なしで安定性抜群。
3. オリックス【8591】
- 株価:約3,240円
- 年間配当:120.01円
- 配当利回り:約3.7%
- ポイント:総合リース・投資会社。株主優待廃止後も配当は手厚く、人気継続。
4. イオン【8267】
- 株価:約4,410円
- 年間配当:41円
- 配当利回り:約0.93%(やや低め)
- ポイント:全国展開のスーパー。イオン株主優待(オーナーズカード)目当てでの保有者多数。
5. 三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】
- 株価:約1,950円
- 年間配当:70円
- 配当利回り:約3.59%
- ポイント:日本最大のメガバンク。海外展開も進めており、安定した利益体質。
6. ENEOSホールディングス【5020】
- 株価:約714円
- 年間配当:30円
- 配当利回り:約4.2%
- ポイント:国内最大のエネルギー会社。原油価格の影響を受けやすいが、配当は安定。
7. 積水ハウス【1928】
- 株価:約3,175円
- 年間配当:144円
- 配当利回り:約4.53%
- ポイント:住宅メーカー大手。高配当+業績の安定性が魅力。
8. 花王【4452】
- 株価:約6,420円
- 年間配当:154円
- 配当利回り:約2.4%
- ポイント:生活必需品メーカー。株価はやや軟調だが、長期的には底堅い。
9. JT(日本たばこ産業)【2914】
- 株価:約4,240円
- 年間配当:194円
- 配当利回り:約4.58%
- ポイント:高配当銘柄の代表格。リスクもあるが、配当重視層に人気。
10. 東京海上ホールディングス【8766】
- 株価:約6,000円
- 年間配当:210円
- 配当利回り:約3.5%
- ポイント:保険業界のリーディングカンパニー。堅実な経営と安定配当が魅力。
補足:初心者は「分散投資」も意識しよう
1つの銘柄に集中するのではなく、業種が異なる企業を3〜5社程度に分けて投資するのがポイントです。
たとえば:
- 通信:NTT or KDDI
- 金融:三菱UFJ
- エネルギー:ENEOS
- 小売・優待:イオン
- インフラ:東京海上 or オリックス
よくある初心者の失敗とその回避法
株式投資では、最初の一歩で「やってはいけないこと」に気づくことが大切です。
ここでは、初心者が陥りやすい落とし穴と、それを回避する方法を解説します。
失敗①:一括投資してしまう(タイミング依存)
- 株価が安定しているように見えても、タイミングによっては高値掴みになります。
- 対策:分散購入(時間分散)を活用する
- 例)月に1回ずつ一定額を買う「ドルコスト平均法」
失敗②:短期で結果を求めてしまう
- 配当や値上がり益は「長期的な視点」でこそ意味を持ちます。
- 対策:最低でも半年〜1年保有するつもりで銘柄を選ぶ
失敗③:自分の理解していない企業を買う
- 業績やビジネスモデルを把握せず、名前だけで選ぶのは危険。
- 対策:「四季報」や「企業HPのIRページ」で概要だけでも確認する
株初心者こそ「新NISA制度」を活用しよう
2024年から始まった新NISA(少額投資非課税制度)は、株初心者にとって最大の味方です。
新NISAの3つのポイント
- 年間360万円まで非課税で投資できる(つみたて+成長枠)
- 売却しても枠が再利用できる
- 非課税保有期間が無期限になった
こんな人に新NISAはおすすめ
- 初めて株を買う(1株〜少額でもOK)
- 配当金や値上がり益に税金をかけられたくない
- 毎月少額で積み立てていきたい(つみたて投資枠)
新NISAで購入できる初心者向け銘柄例
- 成長投資枠:オリックス、KDDI、三菱UFJなどの個別株
- つみたて投資枠:S&P500や全世界株式などのインデックス投資信託
初心者は 「高配当株+インデックス投信」の組み合わせが安心です。
初心者が口座開設するなら「楽天証券」一択!
数ある証券口座の中でも、株初心者に最もおすすめなのが楽天証券です。
楽天証券の魅力
- スマホアプリが使いやすく、初心者でも迷わない
- 楽天ポイントで株が買える(1ポイント=1円)
- 手数料が業界最安水準&NISA対応も完璧
まとめ:最初の銘柄選びは“自分が理解できる安心感”がカギ
初心者が最初に買うべき銘柄選びで重要なのは、「将来性」や「一攫千金」を狙うことではありません。
むしろ大切なのは、安心して保有できるかどうかです。
本記事のまとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
銘柄選びの基本 | 業績・財務が安定/配当利回り3〜5%/わかりやすい企業 |
おすすめ10銘柄 | NTT/KDDI/オリックス/イオン/三菱UFJ/ENEOS/積水ハウス/花王/JT/東京海上 |
新NISAの活用 | 非課税メリットを最大限に活かせる制度。初心者に最適。 |
口座選び | スマホ操作・手数料・ポイント投資に強い楽天証券がおすすめ |
今すぐやるべき3つのステップ
- 証券口座を開設(おすすめは楽天証券)
- 少額から気になる銘柄を3〜5社に分散して買う
- 月1で株価・配当をチェックしながら“保有し続ける力”を養う
よくある質問(FAQ)
- いきなり10万円以上の投資は怖いです。もっと少額で始められますか?
-
楽天証券やSBI証券では「1株(数百円〜)」から買えます。例えば、NTTなら1株約150円、ENEOSでも約700円前後でスタート可能です。
- 高配当銘柄は将来的に減配することもあるの?
-
はい、業績が悪化すれば減配リスクはあります。そのため、「安定的に利益を出している企業」かどうかをチェックすることが大切です。
- つみたてNISAと高配当株投資、どっちを優先すべき?
-
毎月の資金に余裕があれば「両方」が理想です。まずは、長期投資の基本となる「つみたてNISA」から始めて、余裕が出てきたら高配当株を追加する流れが王道です。
最後に:投資は“怖い”ではなく“味方”になる
投資初心者のうちは、株価が下がるたびに不安になるかもしれません。
でも、今回紹介したような堅実な銘柄を選び、長期的な視点でコツコツと続ければ、きっとあなたの未来の生活は、より豊かで安心できるものになるはずです。
今すぐ、楽天証券の無料口座開設をして、「最初の1株」を買ってみませんか?
コメント